2011年6月3日金曜日

日本人のDNA

我が事務所の初物件である住宅の駐車場についに扉が付きました!
先日オープンハウスを行った際にはまだ間に合わず付けていなかった扉です。
皆さんにお披露目したかったのですが、間に合わずスミマセンでした。
その扉がついに取り付けられました!




















高さのある扉なので予算との調整に苦労した扉です。
この扉が付いたことにより建物全体が一気に和のテイストになりました。
なぜそう感じるのか・・・
それは日本文化に昔から馴染んで来た日本人であるからだと考えられます。
外国の方がこの扉を見てオリエンタルな雰囲気は感じるでしょうが、日本的とまでは思わないでしょう。
昔の町並みには窓や玄関に格子がたくさん使われていました。
それは外と内を完全に分けてしまうのではなく、必要なものだけ(光、風、気配etc...)を取り込み、それ以上には区切らず境界を曖昧にして人と人とのつながりも大事にすることができます。
東日本大震災でも日本人の人と人とのつながりが素晴らしいと外国のメディアが取り上げていました。
我々は当たり前だと思っていたことですが、テレビ等を通してみると「ああ、日本人なんだな」と改めて感じました。
この扉も日本的ですがその前に立つと改めて「ああ、日本的だな」と感じます。
この感覚はDNAに刷り込まれているものだと感じます。
日本人建築家、いや日本人が世界で活躍しているのもこの日本的素晴らしさが背景にあるからこそだと考えます。
その様な、人の感覚そのものに訴えかけられる様な要素を持った建築をこれからも作っていきたいと思います。

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