お疲れさまでした!!!
今日は私が講師を務めている一級建築士試験の2次試験である設計製図試験が行われました!
今年の課題は「地域図書館」が出題されました。
敷地条件を見ると接道は同じ幅員の道路が南と東に配置され、北と西側には肯定的条件である公園が広がっている敷地でした。
受験生は多いに迷った事でしょう。
建物へのメインアプローチは敷地に接する道路の幅員が同じためどちらでもよく、また公園からのサブアプローチの要求も公園が北と西にことでどちらからとった方が良いのか、判断に迷います。
ここで私は改めて「セオリー」や「手順」といった基本の大切さを痛感しました。
色々な事を自由に決められる状況というのは、実はすごく不安な状況を招くものだなと。
受験生は今年一年、あらゆる事を犠牲にしこの日のこの試験のために全てをかけてきた訳です。
つまり、今年一年がこの試験である意味決まってしまう。
そんな大事な決断がアプローチの計画には含まれています。
そこでアプローチは好きに決めていいよ、と課題が言っている。
根拠無く決められるのか?
否。
そんな重い決断を「勘」や「あてずっぽう」では決められない!
自由に決めていいのに決められない・・・
時間だけが過ぎる。
焦って、諦めて、見切り発車。
そんな葛藤が受験生の頭の中で多かれ少なかれ繰り広げられていたのではないでしょうか?
この様な決められない、拠り所がない状況を打破してくれる道しるべこそ「セオリー」や「手順」なのではないのかと思いました。
受験生の話を聞くとやはりパニックに陥ってしまい、今まで散々練習して来たそのセオリーや手順とは違う事をやってしまっていたようです。
しかし、これは恐らく全受験生に言える事なのでしょう。
つまりほぼ全員が某の失敗をおかしているということです。
チーム田原のみんな、諦めるにはまだ早い!
合格を信じ、ひとまず頑張った自分をまずは労ってあげて下さい(^^)
お疲れさまでした!
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