今日、突然クライアントの奥様からお電話を頂きました。
「今日、晴れているので写真撮影をお願いします。」とのこと。
今日は全然その予定は無かったのですが、急遽カメラマンに連絡し、
「今日撮影お願い出来ますか?」と。
するとカメラマン「別件を午前中に片付けて午後からならOKです!」
ということで今日は写真撮影に行って参りました。
しかし、現場についてみると空模様は若干曇り。
実は数日前、撮影の予定を天気予報とにらめっこして決めていたのですが、曇りになってしまいあきらめた日があったのです。ですから、確実に晴れの日を選んで撮影したいと思っておりました。
しかし、クライアントにもこれ以上撮影を延ばし迷惑をかける訳にもいかず、撮影決行!
しばらく現場にいると空模様がだんだんと快晴に!!!
願えば通じるものだなと思いました。
梅雨の谷間に現れた澄んだ青空が建物を美しく演出してくれました。
これはホームページで近日公開予定の伴東の家です。
その他写真もアップ予定なので乞うご期待!
この写真は建築写真を撮るときによく使われる4×5判(シノゴバン)と言われる大判フィルムを使う写真機です。
通常のカメラと違い、三脚に据えてからカメラを水平移動させるたり、建物を下から見上げた時に上が窄まってしまうのを補正するあおり補正機能が付いていたりするカメラです。
装飾を排し、目的の機能を果たすためだけの姿となったこのカメラはその機能そのものがデザインとなっています。建築においてもデザインありきではなく、求められている機能が表に現れてそれが高い次元で美しくそして合理的にデザインされる必要があると思いました。
またそんな建築を今後も作っていきたいと考えております。
最後に玄関ポーチ前から空を見上げてみました。
あまりの空の美しさとそのコントラストに感動し、またお電話を下さったクライアントに感謝です!!!
思い立ったが吉日。行動せずに悩むのではなく、動いてそして考えるというのが仕事を成功させるコツなのかもしれないと空の青さと奥様の電話で教わりました。