2016年12月18日日曜日

ひろもくデザインアワード

ブログの更新がまったく・・・・されておりません(苦笑)

外から見ると全く活動をしていないのではないかと思われるので、久々の更新。

(年始には毎回今年こそはしっかり更新するぞと意気込むのですが、ほぼ狼少年状態ですね・・・)


今日はひろもくデザインアワードの表彰式でした!
以前、設計させていただいた東広島にある寺院の囲炉裏空間の改修がインテリア部門において優秀賞をいただくことができました!!!



表彰式の場所は自分の母校でもある広島工業大学です。



自分が大学時代に通っていた校舎。広島工業大学は私が通っていた頃よりも新しい校舎が建ち、少し様変わりしています。(歳をとったな〜と改めて感じました)



審査委員長の向山先生から講評をいただきました。
自分が設計したものについて多くの人の前で受賞理由や作品に対するご意見を聞く初めての経験で、頑張ってきてよかったなと思うと同時に、さらにより良い建築空間を作っていこう!と改めて思わせていただきました。







最後にこの作品を施工して頂いた田村建設さん、この空間が持つ質量を写真に収めてくださった写真家の中尾さん、そして私に空間造りを任せてくださったご住職、本当にありがとうございました!


2016年1月17日日曜日

とんど!

今日はとんどでした。
昨年お世話になった熊手と夏越祭に購入したお札をとんどの竹組に入れて、昨年を無事に過ごさせて頂いた感謝と今年の無病息災をお祈りしてきました。

昔から行われて来た、とんど。
そこには地域の人たちのつながりや伝統が息づいている。
祭壇では地域の人々がそれぞれの祈りを込めて神様に参拝していました。

これだけ科学が発達した世の中において神様にお祈りしたり、人々のつながりを大切にしたり。
結局、科学はそこまでには全然達していないのだな〜と何となく感じました。



とんどに火が入ると3分としないうちに竹組が炎に包まれました。
熱せられた竹の空気が膨張し、
「パン! パン!パン!!!」
と竹が破裂する轟音が町中に轟きました。
周囲にマンションが建ち並んでいる環境のせいか、残響反射がもの凄かったです。
低層の住宅しかなかった頃からすると、この音は現代的に変わっているのかもしれませんね。

舞い上がる火の粉とともに、街の人々の厄や悪気がが消え去り、また新たな一年を過ごせそうな、そんな気にさせてくれました。
伝統行事、そこには軽視することが出来ない、何か不思議な力があると感じました。

2016年1月13日水曜日

新年、明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願い致します!

なかなか更新が滞っております当ブログですが、また再度しっかり更新して行こうと思います。

先日、私が講師をしております一級建築士の学校におきまして合格祝賀会がありました。
そこで生徒さんから

「先生、ブログの更新はもうされないんですか???」

「前回の鞆の浦の更新から止まってますよ〜」

などなど、色々と読んで下さっていることを知り、有り難くも身が引き締まる思いに至りました。

毎年恒例になってしまいましたら今年はもう少し頻繁に更新したいと思います(笑)


さて、そんな一級建築士試験ですが私としては悲喜交々でした。

合格された方、本当に、本当におめでとうございます!

これからは有資格者として広がった可能性を更に発展させ、かつ社会から要求される責任を果たし行って頂きたいと思います。
試験に合格した人はどれほどの努力が必要かがわかります。
当然、試験に合格した訳ですからそれだけの努力も出来る人だと有資格者同士は思います。つまり技術力はしかり、それだけの努力が出来る人だと社会は思います。
試験は終わりましたが更なる努力を継続して頂きたいと思います。

そして残念ながら不合格に終わってしまわれた方。




諦めないで頂きたい。




全力で努力してきた方であればあるほど、再起するのにエネルギーが必要になると思う。




でも諦めないで頂きたい。




諦めない限り負けは無い。




流した汗と涙は必ず最後に報いてくれるはずである。



諦めない限りは!



今回合格した方の中には5回目、6回目でやっと合格しました〜!
と笑って話していた方が数名いました。

その彼らも何度も悔しくて泣いて落ち込んできたに違いありません。

でも最後は笑い話です。

一級建築士のライセンスはそれぐらいの価値があると僕は考えます。


今年また再起される方に少しでもエールを送ることが出来ればと思います。


私も今年一年、仕事を頑張ろうと思います!

合格した人は資格を活かすよう頑張って頂きたい!

そして不合格になってしまった方は再度また頑張って頂きたい!


がんばれ〜!!!











2015年2月9日月曜日

鞆の浦

今年初投稿(笑)
おかげさまで日々忙しくさせて頂いていて、最後の投稿から時間が経ってしまいました。

Facebookの登場で投稿の頻度が下がってしまっているのか、、、?

考え方や私の感じ方等を知ってもらうにはブログの方が伝わり易いと思うのでこれからもちょくちょくと更新していければと思っております。

さて、先日福山の鞆の浦に行って来ました。

行ってから知ったのですが、、、
現在日曜日に「流星ワゴン」という鞆の浦が舞台のドラマが放送されているらしく、其処彼処にそのポスターが貼られていました。

訪れている人の数もそのせいで多かったのでしょう。
私はそんなこととは知らず、鞆の浦の町並みを見に行きたくなりドライブがてら遠出しました。

訪れてみると、とっても懐かしい風景が残っておりました。



常夜灯 暗がりの海での道しるべ
石造りなので海岸でも耐候性が高いのかな?




路地 石畳が町並みの雰囲気を長く伝えている



路地で見つけたある家の腰壁
なぜこのような形の木を嵌めているのか勉強不足です。
誰か知っておられる方、連絡をお待ちしております。
大工さんの加工技術でピタッと納まっています。



見上げると壁の上部が曲線を描いて反っている。
3次元カーブで独特な軒廻りのデザインになっている。




瀬戸の浦回  穏やかで懐かしい風景

私は懐かしいと感じたが、今の若者や子供達はどう感じるのか、
ふと疑問に思った。
古いと感じるのと懐かしいと感じるのとでは
全然感じ方が違う。



昔の日本建築のスケール


実際に入ってみると現在の日本の建築のスケールよりもかなり小さい。
写真の私(身長174cm)と天井高さを比べるとかなり低いことがわかる。
この建物は長屋形式で建物の奥行が長い建物である。
立つと多少天井が低い感じはするが、座ってみると、、、
その建物長さと相まって驚く程、圧迫感はない。
今の住宅建築などでは根拠なく天井高さは2400mmだったり、2500mmまたそれ以上と
天井が高ければ豊かな空間という向きがあるように感じられるが、私は窓と外部、部屋の縦横比、生活形態などで快適で美しい天井高さは決まると考えている。






2014年9月8日月曜日

家づくりマイスター

 2014年9月6日の中国新聞週刊ちゅーピー住まいるの家づくりマイスターでご紹介いただきました。自分の名前が活字になっているのを見るのは不思議な感覚ですね。
引き続き新聞、雑誌等でも取り上げて頂けるよう頑張っていこうと思いますのでこれからも皆様よろしくお願い致します!


家づくりマイスター

2014年9月4日木曜日

竣工!

設計を担当させて頂いていた住宅が7月に完成致しました!

冬の大雪の影響で設備機器の納入が困難な中、工程を調整して下さった工務店さん、メーカーさん、そしてご迷惑をおかけしてしまったお客様、皆様のご協力のおかげでステキな住宅が完成しました。ありがとうございました!

ホームページ以外にもいくつか写真をアップしたいと思います。


ファサード

居室1


1F WC

玄関

洗面

階段から見上げる

キッチン背面収納

ダイニング

2F 廊下からリビングを見る

居室2

居室3

リビング上部ロフト


2F 洗面

キッチン

夜景ファサード

2014年4月5日土曜日

上棟!

現在、目下建設中の住宅の上棟が行われました!
朝から上棟日和のいい天気で大工さん達も気合い十分での上棟です。


高所恐怖症の私からすると、梁巾しかない細いグラグラする足場の上で巧みに道具を用いて柱梁をどんどん組み立てていく大工さんは
「すごい・・・」という言葉しか出ませんでした。
自分に出来ないことを出来る人を見るとすごい以外の言葉はありませんね。



でも屋根に野地板を敷設する段階に差しかかったとき大工さん達の声を聞いていると
「怖えぇ・・・」とも聞こえてきました(笑)
通常より屋根の勾配がキツかったらしく、屋根の足場が出来るまでは多少怖かったようです。でもそれは言葉だけで、作業に一切の躊躇が無かったことを見ると、やはりその仕事にプロフェッショナルを感じました!

そんな大工さんを下から見上げると・・・
その作業中の勇姿があまりにもカッコ良く・・・
まるで空で仕事をしているようでした。



全体がある程度組み上がると、いよいよボリュームが見えてきます。
ずっと模型やCGで見ていた建物が1/1のスケールで建ち上がると感動も一入です!



2階は縦方向に抜けのあるプランにしているので完成した際は、少し階高を抑えた1階との対比により、より伸びやかな空間を感じることができそうです。
また南面を隣地建物により遮られているので明るさの確保を設計コンセプトの一つとして掲げていたのですが、設計した高窓の位置を確認すると、いい感じでリビングに光を落としてくれそうです!
完成が楽しみです。